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タイの田舎「ウボン」で全財産を失って遭難した話。パート2

※今回の記事は少し内容がハードです。絶望に免疫が無い人は鳥肌が立つかもしれないので、苦手な人は読まないで下さい。

はい!ども、こんにちは!!

 

今日焼肉行ったのに夜腹減ってCoCo壱行ったrakuikiだよ。

 

最近暴飲暴食がヤバめかも。

 

控えないと。食の乱れは心の乱れ。

サァ今日も行きましょう。

 

 

タイの田舎「ウボン」で全財産を失って遭難した話。パート2 はーじまぁーるよぉー。

 

 

 

1.ラオスを無事脱出、タイに入国する。ウボンへ。

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はい、いきなりですが、今回の記事のハイライトです。タイの国境に着いて右も左も分からない時に、謎の差し押さえでrakuikiの口座が差し押さえられてしまいました。

 

 

rakuikiは心の底から思いました。ってか心の奥底から声が聞こえた。「詰んだ。」って。

 

しかもなんの差し押さえか、さっぱり分からなくて、詳細も全然わからない。

し、身に覚えも無かった。

そして問い合わせてみたけど、詳細を教える事は出来ないの一点張りでした。

 

 どうしよう。ちょうど今2$しか無いんですけど。

 

 つか2$だとマジで何もできん。ホンマオワコン。

 

しかもこの辺の写真はこんな感じ

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え?もしかして虎とかでるの??

 

マジで?え?バスも無いし、何も無いよ?

 

ひたすらどこに進んでるか分からない道を進んだ。残り62%しか電池が無いiPhoneを片手にバンコクまで歩いていくしか無い。オマケに電波も無い。

(ちなみにiPhoneは電波無くても、GPSは機能する。)

 

 バンコクまでは確か1000kmくらいだった。

 

ただひたすらに、歩き続けるしか無かった。

 

、、、、、、歩いた。だってクルマも通らないんだもん。蚊がひたすらいた。

 

汗がにじむ、砂風ですぐ乾燥する。また汗がにじむ。蚊が顔にとまりまくる。

これをエンドレス。

 

何kM歩いたかは分からないが、夜が来た。

 

人生で初めて「もう歩けない。一歩も動けない」 ってなった。

 

夜でも大量の蚊が身体にとまりまくる。

そして、痒いのに、まぶたが強制的に閉じようとする。

ヤバい、本当に死ぬ。

 

まじで死んだって思った。

 

 お母さんにLINEで別れを告げようと思ったけど、電波が無かった。充電も20%切った。生まれて初めて大声で助けてって叫びまくった。

 

でも人間ってスゴいもので、生命の危機を感じるとオートで動くんですよ。

気付いたら何故か身体に泥を塗りたくって寝落ちしてたんだけど、全然その夜は蚊に刺されなかった。

 

そう、身体が勝手に蚊から身を守る為に、誰にも教わった訳じゃ無いのに、泥を身体に塗っていたんだよね。

 

これには本当に驚いた。

 

 

2.何とかしてアスファルトに辿り着く

 

絶望過ぎる夜を越えて泥でバリバリになった瞼を手でこじ開けて夜明けから歩きまくった。

 

メッチャあるいたら土からアスファルトに変わった。

 

人生でアスファルトに感謝する事ってあるんだ。って思った。

 

そこにはバイクがたまに通ったりクルマもいた。

 

たすかったぁ。。。安心してこの時ガチでオシッコ漏らしました。

すぐ乾いたけどww

ほんっとに怖かったんだよ。

 

 

そして歩いているとバイクが止まってくれた。

 

※拙い英語で会話してます。

おじさん「おいおい!君どこ行くの?」

rakuiki「バンコク、、、」

おじさん「は???」

rakuiki「バンコク

おじさん「??????」

rakuiki「もう行くよ。」

おじさん「ダメだ!乗りなさい!」

rakuiki「お金無いよ。。」

おじさん「お金?いらないよ!」

 

 

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そうしておじさんにバイクでしばらく乗せてってもらう事に。

※この時rakuikiはオシッコで若干股が濡れてるのは内緒だ!

 

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メチャ快適ww

 

3時間くらい乗せてもらい、なんか知り合いのガソスタに寄ってもらって、その人にチャーハンご馳走になったww

 

以降あれ以上美味いチャーハンに俺はまだ出会っていない。

 

 

そんで、下ろして貰って、また歩き出した。水も貰って体力は回復してた。

そしてまた夜が来た。

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目線入れると表情がわからないから載せるけど、だいぶワイルド感が出ておりますw

人生で一番ワイルドだったなこん時w

 

 

3.偶然、内装の社長に拾われて暫く働かせてもらう。

 

 

そして、また夜が明け、歩き出した。そして暫く歩いていると一台のトラックに拾われた。

 

トラックおじさん「なにしてるの?」

rakuiki「バンコクまで行くの。」

トラックおじさん「徒歩で?」

rakuiki「うん。」

トラックおじさん「アホか。乗りなさい。」

 

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ギューン!!はっえーww

 

あぁ、なんか俺、映画の主人公みたいやな。 スゴいなんか生きてるぞ!って感じをずっと味わってた。

 

 

4.住み込みで働かせてもらう。

 

就労ビザとか持ってなかったし、でももうそんな事考える余裕もなかったし、死ぬか生きるかの極限の時に日本の社会のルールとか死ぬほどどーでも良かった。

 

働いて、食って、汚い風呂(←失礼)に入るのが本当ありがたかった。

 

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 ↑お世話になった家

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↑なんて呼んでも寄ってくる可愛いワンコ。 確かルジョン君。

 

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↑人生で 一番汚くて気持ちよかったユニットバス。

 

お湯は出ない。湯船から水をすくって浴びる。ちなみに湯船の中にはコガネムシとクモが浮きまくっている。

 

あと、すげー臭い石鹸があって吐きながら使ってたんだけど、後々、奥さんが超大事にしている洗顔剤だと判明。

マジですんませんでした。

 

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働いた後食べるラーメン。

 

メチャクチャ美味かった。

 

 

そしてなんやかんやで、日本に帰れる分のお金を頂き、いざ帰る時。

 

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送別会開いてもらったw

 

まぁメッチャ泣いたよね。んがはぁーってなった。

 

そしてシャツは謎のNEWYORK

 

 

この後、バス乗り場まで乗せてもらい、そっからバスで一晩走って、爆睡して起きたら、呆気なくバンコクに着いてた。

 

朝日と駅の喧騒を見てたらウボンでの出来事が夢だったかのように感じた。

 

 

すごい貴重な経験だったと思う。

 

 

 

後にも先にもこれ以上の冒険は多分無いと思う。

し、あってもヤダ。もーやりたくないw

 

今回は生きてたけど、普通に命を落としてもおかしくない状況だった。

 

今こうして記事に起こしてると、旅が蘇って来た。

これが俺の宝物かなー。

思い出は宝物。マジやでこのセリフ。

 

そしてブログに書き起こせる今の環境に感謝したい。

 

そして偶然こんな記事を読んでしまったあなたにもなんか感謝w

 

ここまで読んでくれてありがとう。

 

 

ではでは。rakuikiでした。

 

 

おわり。