ミカンは小さいのが美味?大きいのが美味?決着をつけたいと思う。
ども。こんにちは。rakuiki.netでございます。
突然ですが、皆さんミカンは好きですか??rakuikiは嫌いです。
なぜならこんな不毛な争いを生み出すからです。
ってかさぁ。ぶっちゃけどうなのよ?ミカンってデカイのが美味いの?ちっこいのが美味いの??
今日この問いが急に頭に浮かび居ても立っても居られなくなった俺は日課であるマクラのニオイをひたすら嗅ぐ作業をやめ八百屋に飛び込んだ。
ちょいと高めでしたけど、買ってきましたよ。徳島県産の大業物らしいです。
お店の人曰く、両方甘くて美味しいよーだそうです。
うそつけ。ならなぜ二種類同じ産地でラインナップされているのだ。
買ってきた。
もうすでに袋に詰まっていながらお互いのミカン同士の闘志が伝わってくる。
俺の方が美味いぞ。と。
耳をすますと罵声が聞こえそうな、まさに一触即発の状態であった。
我が聖剣で聖戦(ジハード)の火蓋を切って落とした。
一気に整列し出す戦士達。
これはただの戦いではない。未来の己の価値を決定付けるジハードなのだ。
ルールは簡単。単純な糖度だけでは無く、食感、ミカンらしさ、フレッシュさを加味した採点方式を採用する。
砂糖によるドーピングなどが見受けられたらその場で失格とする。
では開幕だ。
まず飛び出したのは大粒組のミカンだ。少し皮と身の間に空気が含まれており、触っただけで甘さを予感させる良いコンディションのミカンだ。
ここはオーソドックスなヒトデ割りである。オバァちゃんとかが得意とする技である。
最も日本で多く採用されてる剥き方である。
では、実食。
ミカン達の緊張感が伝わってくる。
パク。ムグムグ。
内側の皮の張りが良すぎて、スピーディーに食すのを阻害される。 減点1
甘さは申し分ないが、酸味というミカンらしさが大きく損なわれている。 減点1
よってこの大粒組は3点とする。(5点満点中)
では、後発、小粒組
小粒組からは彼が代表で出撃してくれた。
因みに彼のコンプレックスは輸送中にできた黒点らしい。
奇をてらってスクリュー剥きをしたのだが、絵的にあんまり綺麗じゃなかったことに気付く。
彼のコンプレックスである黒点もバッチリUPするという鬼畜の所業。
私は悪魔だ。
では、実食。
先行組の焦りと苛立ちが伝わってくる一枚。
パク ムグムグ
ふむ。
甘さの中に酸味も程よく入っており、ミカンらしさは大いに評価に値する。
しかし。
小さいが故に剥くのが面倒。 減点1
皮が柔らかいからふとした衝撃で中身がブシャァする。 減点1
、、、、、、、、
、、、。
な、なんということだ。
点数が同点になってしまった。
しかし、これは飽くまでウマさにフォーカスした審査である。
よってウマさは圧倒的に小粒組の勝利である。
しかし。
果たしてミカンの存在意義はウマさだけなのだろうか??
もう一度考えて欲しい。ミカンはウマさだけが全てなのか。
そう考えると大粒組の存在もまた必要であり、これはお互いに足りない部分を補っていく必要があるんではないかと。
剥きやすさ、食感、取り出しやすさ。
これらを加味したら今回のジハードの結果ははっきり言って分からなかった。
それぞれの人に対するミカンのあり方をもう一度考える必要があるのかもしれない。
だってミカンの美味しさは人それぞれだから。。。。
ウマさは即空であり、空はまた即ウマさであり。
ミカンのウマさは簡単には計り知れないというもう一つの課題が今日、産まれた。産まれたのだ。
ここにお互いの皮をぶつけ合う平和協定 が結ばれた。
なにもこれはミカン界における出来事では無い、今回のこの争いを目の当たりにして人はなぜ争うのか。という単純な疑問に行き着いた。
皮の色が違うから?身の甘さが違うから?
、、、、人間はミカンから学ぶ事はまだまだありそうだ。
おわり。