イボルブ アグロ 細かーくレビュー。
どうも!!こんにちは!!
最近駄文しか書いてないので、クライミングシューズのレビューをします。
ちょうどイボルブのアグロをインドアと外両方で使ったので、レビューをしていきます。
全体像。マジメにレビューするからね。当方 足サイズ左26.3 右26.1で US8.5を購入
トゥの感じは見て分かるようにトゥラバーがアッパーをだいぶ覆っている。
エンボス加工を施したラバーです。
リキッドタイプ、パッチタイプのアッパーラバーとはだいぶ違った印象。
なんか、ソールがアッパーにも存在するかのような厚さです。
なので尖った形状のホールドへのトゥフックも痛くありません。
最初の方は効きが悪いので一皮剥けてからが、本領発揮です。(といってもラバー面積が広いので、最初からトゥフック性能は抜きん出てる。)
とにかく厚いので、トゥフックの掛け心地も良い。
あと、厚いアッパーのおかげで、柔らかいソールながらも、力を込めやすくなっています。結構ホールドに対して自在に力をコントロールできる印象を受けました。
AGLOの文字。
ソリューションの様なクイッククロージャーシステムです。ハーネスが太いし、長さを調整できるので、細かなサイジングが可能です。
ただ、靴の作りがメチャクチャフィットする為、そこまで強く引っ張る必要は無いと感じました。
お次はソール。
現行のTRAXソールはFIVETEN信者の私にとっては、非常にいい印象でした。
何と言ってもテイストがC4なんですよw
これは好き。ポイント高い。
私はやはりソールには歪んだ性癖レベルでの拘りがあります。
ソールはstealth最強です。stealthLOVE、stealthが世界を救う。
なんていうか、分かる人は分かると思いますが(友達には分かる人はいませんが。)
vibramはホールドに対してキュッ!クッ!と止まるのに対して
stealthはモサッ!ングッ!って止まります。
なんつーんだろ。
他に分かりやすく言うと、最初、新品の状態のソールってあるじゃないですか?
ビブラムとステルス、触り比べした事ありますか?(ソールフリークなrakuikiは触り比べしてよくニヤつきます。)
ビブラムはモサモサ度がステルスより少ない。
なんつーんだろ。コンパウンドがステルスの方が細かいんじゃないんだろうか?
だからステルスの方が夏場の岩場だと熱ダレします。
そしてギャンギャンのエッジだとエッジ負けしますね。ただそのエッジ負けする感覚も含めてC4は使いやすい。
そのぶん、外傾した離れたスローパビスを足で拾いに行く時もステルスはお得意のモサモサでキャッチしやすいです。
そのC4の使い心地に似てるのがTRAXソール!!どうですか?奥さん!!
分かる人には分かる。ハイ次。
爪先の形状。これって。。
ハイ、これソリューションですね。
しかぁーし!!シャンクがAGLOは多分爪先しか入ってない。あとはグニャグニャ。
(ソリューションは馬蹄シャンクです。)
AGLOは爪先だけシャンクを入れる事によりビスにも乗れます。
爪先だけのシャンクとアッパーの分厚いゴムによってうまい具合にオールラウンダーとしての靴に仕上がってます。
ビスにも乗れるし、面でスローピーなボテにもグニャグニャソールで設置面積を稼げる。
なんかどこかの人も言ってたように、AGLOは自由自在という言葉がぴったり。
うんうん分かる。
お次はヒール。
この画像はUS8.5です。
あのね、とにかくヒールが細いんだわ。
そして、クッソ固ェ。
なんだろミウラより固ェ。完全に場違いなレベルのシャンクが入っていてメチャクチャ固いヒールになってます。
側面のヒールゴムは段差になっていてそこは薄いゴムが貼られてて柔らかいです。
こんな感じ。
こんなにクソ固いから、インドアのスローピーなホールドにヒールで捉えて重心を確保しにいくのが好きなクライマー(ファイブテン信者に多いムーブ)にはだいぶ使いづらいと思います。
普通にスッポ抜けます。
ただし!!
外岩とかでの自分の顔より高いホールド、それも極微なエッジに刺すようなヒールフックをしにいくムーブには抜群に有効です。
完全に使い心地はちょっと感度が鈍いミウラのヒールです。(※ミウラの方がヒールゴムは薄いと思われる為。)
イボルブにしては珍しく、ヒールが深めのヒールなので、使いやすいですね。脱げる、と言った不安は特にありません。
スポルティバレベルで安心のヒールの深さです。
どっちかってと外岩向けな印象かなぁ。。。とくにヒールは。
とにかくミウラより固い稀なヒールを持ったシューズです。
そしてねぇ。俺的に頂け無かったのが、スリングショットめちゃ固いのね。
かてぇ。ほんっとに、もう、、、、、
かてぇ。
俺の経験だと、スリングショットはある程度柔らかく、伸縮性がある素材を採用し、万人に合わせれるように作るのがセオリーだと思ってた。
このガチムチに固い素材のスリングショットのおかげで、サイズミスると詰みます。
痛いとかじゃなくてまず、履けません。
こんな固いスリングショットってAGLOくらいですね。
これはサイズを詰めなくても、良いんだよ?という小山田大先生からのメッセージなのでは?と、サイズを大きくして履いてみたら。。。
ガッバガバでした。
なんだよコレ。普通のスニーカーと同じ感覚でガバガバだわ。
なんつーんだろ。
スリングショットが全く伸縮しないから、サイズ選びはほんっとに慎重に。
イボルブのサイズ表は全くアテになりません。
必ず店舗で試しばきを。
↑の三本のハーネスのお陰でレースレベルの拘束力を得られる。
ただ、結構いるんだけど、「俺、そこまで拘束して欲しくないわぁ。」って人はアグロ向いて無いかもなぁ。とも思います。
rakuikiもそうなんですが、やっぱある程度、アッパーには伸縮性というか、微妙なアソビが欲しいです。
縛られるのが大好きな人間ばかりでは無いという事ですね。
度が過ぎた束縛はシューズも人も良く無いと言った事がこのシューズから学びとれますね。
度を過ぎるとメルカリ行きになるのは周知の事実です。
そういった、パンツはボクサーだと蒸れるからトランクス派みたいな人間はアグロの真価を発揮させるのは難しいのかな??とも思います。
なのでスリッパ大好き人間はアグロ向いて無いです。買わないで下さい。
インナーの素材はなんつーか、ウェットスーツみたいな素材です。
これにはビックリしましたし、良い!とも思ったね。
吸い付くんだよね、履くと、キュッて!!だからズレない。
ち○ポジならぬ、指ポジが、全くズレません。だから、足指でグリングリンに耐えるトラバース課題とかでも耐えれます。ここはすごい。
なんでしょう。アグロはもしかしたらとことんストイックな上級者向け、というか、どうしてもクリアしたい4段5段とか。
毎回、毎回、寸分狂わずの履き心地で、トライアンドエラーを繰り返したい人の為の靴かもしれません。
(ツアーとかで一週間で落としたい課題に集中したい、とか。)
カジュアルにジムで上達したいとか、色んなシチュエーションに応えるコンペでの使用。というよりかは、ひたすらに同じ高難易度課題に挑戦し続ける靴なのかも?という印象を受けました。
どうしても、夢に出てくるレベルの登りたい課題で、寸分の狂いも出さないムーブじゃないと完登は狙えない、だからシューズは毎回同じ感覚が欲しい。
そういう人向けに作ったのかなぁ。
とも思った。
そーいう履き心地ですね。全体像としては。
我が尊敬するダニエル ウッズ様も一時期アグロ愛用してましたよね。最近はスクワマですがww
ダニエル様もトランクス派だというのが伺えます。
間違っても初心者向きでは無いです。
初心者はローグかモカシム履きましょう!アナサジとか!!
アナサジいいでっせ〜。
みんなでファイブテンにしよう。以上、アグロのレビュー終わります。
おわりっ!!