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3分で分かる!!良作!ボールルームへようこそをクライマー視点でレビューするよ!

ども、rakuiki.netです。

 

アマゾンプライムで良作のアニメがあったので紹介するよ!

 

その名も。。。

 

ボールルームへようこそ

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おいらは熱血スポ根マンガが結構好き。だけど、自分がやるとなると嫌だ。

何故なら根性が無いからだ。

 

そしてこの作品のレビューにはスポ根好きなら観るべきとあった。

なので観てみたが、スポ根とは全然違かった。

 

スポーツマンガらしい王道のストーリーなのだが、[自分には何も個性も特徴も無く、特にやりたい事も無い中学生の男の子が競技ダンス(社交ダンスをイメージして欲しい)と出会い、様々な才能を開花していく内容。]

 

ありきたりっちゃありきたりなんだけど、マジでメッチャ熱いんだ。

 

競技ダンスという特性上、二人一組な為、より自分達を美しく魅せるには自分自身の問題だけを考えるだけでは無く、それを解決するにはお互いの本気の衝突、葛藤は避けられ無い。

そして、それを経験してお互いの芸術がより昇華し、観客を沸かす描写が鳥肌モンでした。

 

自分はよく知らないのだが、競技ダンス人口は多分かなり少数派だと思う。

だけどこの漫画は読者に向けて「踊っている人の身体はこんな感じ、コンディションによって身体の感じ方がこうも変わるんだ。」という事を抽象的だが、よく伝わるように表現してくれている。

 

なので全く知識が無い人でもスムースに物語に入っていける。

 

中でも鳥肌モンのセリフがあって、これもネタバレになっちゃうので言いたく無いのですがいいわ。言っちゃお。

 

「他人ってのは、結局不確定なものだ。そこにひとつの世界があるみたいに。人類が世界の全てを解き明かせないように、俺たちは他人を解き明かすことなんてできないんだ。理解できないものが目の前にあるってことは、恐ろしいと思うか? 目の前にいるのはなんだ? 自分と別の存在がそこにいて、それを理解できないと知った時、それは、とんでもない愛おしいものじゃないか? それだけで、自分が自分であってよかったと、そう思わないか?」

 

物語を知らないでこのセリフみても何じゃこりゃ?と思うと思うが、まず僕が思ったのは、このセリフの意味が分かる競技ダンスという世界に携わっている人達を心底羨ましいと思いました。

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恐らく競技ダンスという二人一組という特殊な環境下の芸術スポーツにしか出せない価値観なんでしょう。非常に羨ましい。感じてみたい。

 

個人競技ではなく二人一組で頂点を目指すスポーツ。本気だからこそ、衝突もするし本気の笑顔にもなれる。男女関係を超えたもっと人間の根源の「生への美しさ」に触れられる芸術なのでは無いかと。

 

 

 

 

ま、やった事無いから分からないがね。

 

 

 

自分もボルダリングというスポーツが好きでかれこれ辞めたりやったりして四年近くになるが、常々、やはりこのスポーツは芸術だな。と勝手に思っている。

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ジムでやるルートは人工なのが作用しているのか美しさを感じる事は少ないが、ボルダリングはそもそも外の自然の岩を相手にするスポーツであり、そこには大いに美を感じる。

 

なんつーんだろ。だって事柄的にはルートクライミングってそもそも登れたから何?って感じじゃない??

 

しかしそれではなぜロッククライミングに惹かれるかと言うと

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自然の岩の高難度グレードを登れる人は人口の0.1%にも満たず、その美しさの世界を知る人はまだ少ないと思う。(俺もまだ知らない世界が大いにあるだろう。)

 

これは100%持論で、共感も求めていないのだが、ルートは一枚の絵であり、芸術では無いだろうか??

 

だって、外には色々な岩があり、色々なルートがある。

今、外の岩に目標がある人はなぜその岩を登りたいのだろうか?

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恐らくほとんどの人がかっこいいから。と答えると思う。

 

おじいちゃんの遺言にそう書いてあったから。

とかそういった理由はかなり少数派だろう。

 

そうかっこいいんだよ。それって芸術的要素じゃね??

楽しそうだからあのルート登りたい!!って人は僕は見た事ない。

 

かっこいいから登りたいんだよね。ボルダリングってシビアになればなるほど、岩(キャンバス)も迫力を増すし、その岩にしがみつく人間(筆)の無駄も削がれていく。(※すません。僕の身体は無駄だらけです。)

 

高難度を登るクライマーはもれなく皆、美しく無駄が削がれた肉体をしている。まるで美術室にある彫刻のようだ。

 

なんかどっかで聞いた事あるんだけど、一つの目的の為に存在する物は美しいと言う言葉。

だからクライマーの身体は綺麗と思うのかな。

 

高難度になればなるほど筆となる肉体の無駄が削がれ美しくなり、さらに面白いのが、その筆となる人間が必ずしも同じ動きで無いという点である。みんなそれぞれ動きが独特で美しい。

 

そして僕がグッとくるのはその様々な動きを「岩」に産み出させられてる事実。

 

その磨かれた肉体がかっこいいムーブを描き、一枚の絵が完成する。しかし、その絵は、その岩が無かったら存在しない。 この事実に俺は興奮を覚える。

 

だから僕はこう登れ!って言うのが大嫌いであり、強制されるのが嫌いである。

芸術は自由だと思ってるし、「そんなんだから強くならないんだよ。」と言われても、書きたい絵が現れたら勝手にその絵に相応しい筆を手にするのが分かっているからだ。

絵なんて描きたくない時には筆なんてとらないし洗いもしない。

だが一度、強烈な絵を見てしまったら筆を取らずにはいられまい。

 

そんなんでいいと思うぞ。世の頑張ってるクライマー達よ。

(プロの選手がこの舐めたブログを見てない事を祈るw)

 

かなり歪んだ岩登りへの価値観だと思うが、こんなん誰にも共感を求めていないしキモがられても別に気にして無い。

 

だが、こういった価値観を持った俺が面白いと思ったのがこのボールルームへようこそという漫画であった。

 

いやーこの漫画揃えちゃおっかなー。良作だ。

何かを表現する。という元々好きなジャンルにスポーツが組み合わさった作品。 余韻が残ります。

 

ライミングもかっこいい漫画描けると思うんだけどなー。誰も書かないよね、、、、、、。

 

ではでは、こんなもんで、

 

 

 

おわりっ!!